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アザポジ

エディトリアルデザインしたりオタクしたりしてる人の独り言。アザポジ→編集の際撮影された写真で使用しない画像のこと。

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short trip






東日本橋は人の気配がほとんど無い
普段乗らない電車に乗ると体が疲れる


無関心な場所にいるのは寂しいがどこかでほっとしてしまう


ちょっと前に見た夢。

どこかわからない郊外の街にいる。
元彼がいて、その今の彼女がいて、私はそこから少し離れたところでふらふらしている。すごく居づらい。
四角い味気ない白に近いグレーの工場のような建物が、芝生の上にぽつぽつと建っているだけの街だった。
空は明るいが、日差しはなく、やはり明るいライトグレー。芝生の黄緑が際立って見える。


どうしても抜け出さなくてはいけないと思い、歩き始める。何とかという街を抜けて何とかという橋を渡らなくてはと思い、そちらに歩き始める。
そうすると初夏のような風景になっていき、民家の塀からはみ出るほどの緑がたくさん植えてある通りのY字道路に出る。左に目的の橋があってそこを渡ろうとしていると老人と子供が怖い顔をしてこちらに近づいてきた。この地区は実はスラムのような地区で(建物自体は普通だし、庭の樹木も豊富なのだが)障害を持った人や貧民層が住み着いていて、私のような部外者を極端に嫌い、入ってくる人間を襲ってくるのだ。

目を合わせながら緊張しながらゆっくり静かに後戻りしていく。足がうまく動かない。
安全なY字路の手前まで戻ると警察のような警備員のような人が「一人では危ないよ、生田地区?の方から皆普通は行くよ。君は危ないね。複数だと、もう少しマシなんだけどね」と言っている。どうしてもその橋を渡らなきゃいけないようだった私は結局その警備員さんの車にのせてもらうことになった。

狭い路地をワゴンがゆっくり通り過ぎると物珍しさからか大勢の人間が車を覗こうとやってきていた。歩くような速さでしか走れないので恰好の的だ。そのなかに、昔死んだ同級生のような人もいた。私は、あまり目を合わせないようにした。警備員の人はヤジをとばすその同級生に向かって「お前は第九区画に住んでるだけマシだと思え!!」と怒鳴っていた。
第九区画って何だろうと思いながらそのまま路地を通り過ぎた。

やがて大きくて古い団地が立ち並ぶ場所にたどり着いた。
「ここが第九区画だよ」と警備員さんが教えてくれた。青い空に、白くて古ぼけた団地がそびえたっていた。たくさんのふとんや洗濯物が干されている。どれもくたびれていた。ある布団には「心」と大きく文字が刻んであった。

それを横目にワゴンが先へ進むところで、目が覚めた。
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コマツ・フツラ
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性別:
女性
職業:
エディトリアルデザインする人
趣味:
漫画と旅と映画
自己紹介:
某美大卒。分裂気質。仕事がないと生きて行けないサラリーマン気質。