2010.04.16(Fri) 【雑記】
無題
花火大会が終わった後
あんなに騒がしく騒ぎ、歓声をあげていた人々が
潮が引くように辺りから居なくなる
もう上がっていない花火を思い出すように
誰もいなくなった河川敷で
星のない空をぼんやりと眺める
あるいは、こんな情景
私は夜の遊園地に居る。
大勢で混み合い賑わう人波の中で、誰かと一緒に光り輝くパレードを眺めている
けれどふとした瞬間に、私だけを残して人々だけが消える
煌煌と灯る明かりと賑やかな音楽
メリーゴーランドが明かりの線を緩やかに描きながらクルクル廻り
ジェットコースターが爽快な音と共に落ちたり上がったりしている
レストランからは美味しそうなカレーやチキンやポップコーンの匂い
けれどそこにいるのは私一人
記憶は夢から覚めた後のように急速に朧げになり
私はそこに大勢の人がいたことを忘れてしまう
何年もそこに立ち尽くし、そのまま千年くらい経ったとしても
私はきっとその光をキレイだけど寂しいと思うだろう
誰かが隣に居たことを忘れてしまっても
自分というものが 一体何者であったかを忘れてしまっても
キレイだけど寂しい、と
あなたは、いつまでも、噴水の脇に佇んでいる。
やがて、記憶は風化するだろう。
言葉にならない思いが、あなたの胸を締めつける。
あんなに騒がしく騒ぎ、歓声をあげていた人々が
潮が引くように辺りから居なくなる
もう上がっていない花火を思い出すように
誰もいなくなった河川敷で
星のない空をぼんやりと眺める
あるいは、こんな情景
私は夜の遊園地に居る。
大勢で混み合い賑わう人波の中で、誰かと一緒に光り輝くパレードを眺めている
けれどふとした瞬間に、私だけを残して人々だけが消える
煌煌と灯る明かりと賑やかな音楽
メリーゴーランドが明かりの線を緩やかに描きながらクルクル廻り
ジェットコースターが爽快な音と共に落ちたり上がったりしている
レストランからは美味しそうなカレーやチキンやポップコーンの匂い
けれどそこにいるのは私一人
記憶は夢から覚めた後のように急速に朧げになり
私はそこに大勢の人がいたことを忘れてしまう
何年もそこに立ち尽くし、そのまま千年くらい経ったとしても
私はきっとその光をキレイだけど寂しいと思うだろう
誰かが隣に居たことを忘れてしまっても
自分というものが 一体何者であったかを忘れてしまっても
キレイだけど寂しい、と
あなたは、いつまでも、噴水の脇に佇んでいる。
やがて、記憶は風化するだろう。
言葉にならない思いが、あなたの胸を締めつける。
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