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アザポジ

エディトリアルデザインしたりオタクしたりしてる人の独り言。アザポジ→編集の際撮影された写真で使用しない画像のこと。

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わたしではない誰か

せいんとおにいさん買いに行けないなかなか…。

昨日ちょっと凪だったので宮部みゆきの「誰か」を読む。(4時間読了)
淡々としてたなぁ。批評が酷なのも納得。
もうちょっとユーモアがあると「ステップ・ファザー・ステップ」みたく、小さな事件にも親しみというかイベントとして満足できそうなのにちょっと惜しいなぁ。
でも最後の方にあった「人は自分がわかっていても誰かに何かを言われたい、認めてもらいたいときがある」というような一文がぐっときました。

きっと表題の誰かとは他者としての誰か、任意の誰かであり、特定の誰かを指す意味ではない。
そこになにか核心がある気がする。

あと「知らなければ知らないままでいいこともある」というかんじの?たしか「ぼんくら」でも同じ一節があった。

やっぱり言葉は良いですね。
語彙力が足りない私にとって、言葉は経験した感覚の補強材。
経験感覚だけでもマンガとして表現できるけど、良いと思った小説の言葉はそれをもっとクリアに見せてくれる。そうすることでもっともっと具体的に景色が浮かび上がるんですよ。

最近一番影響うけたのはやっぱり「望みは何と訊かれたら」でした。あの静謐さは本当に言葉にしてもらったおかげですごく表現のしがいのあるシーンを作れるきっかけになった。
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コマツ・フツラ
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エディトリアルデザインする人
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漫画と旅と映画
自己紹介:
某美大卒。分裂気質。仕事がないと生きて行けないサラリーマン気質。