2010.01.28(Thu) 【おはなし】
石垣君の日記3
じいちゃんに話を聞こうと部屋に向かったらじいちゃんは丁度でかけるところだった。
思わずじいちゃんが気がつく前に階段の影に隠れた。
直感的にじいちゃんが家族に内緒で出かけようとしてるのがわかったから。
じいちゃんは勘がいい人で俺はテストの点数も成績も学校のことでも嘘がつけないが
じいちゃんの孫である俺はその血を一応受け継いでいるのかもしんない。
後を付けようとしたけどバレるのがオチなので仕方なく俺はじいちゃんがでてくのをやりすごそうと決めた。そうして部屋に引き返そうとした途端、着信音が鳴ってめちゃくちゃビビった。
でもそれは俺の携帯じゃなくてじいちゃんのものらしかった
(携帯なんて持ってたっけ?)
じいちゃんは低い声で誰かと話をしていた。
かろうじて「あの時」だとか「今更」とか聞こえた。
なんだか嫌な感じだった。
じいちゃんはその日遅くに帰って来た。
近所の茶飲み友達と将棋さしてたって言ってた。
母さんは何も言わなかった。
俺も何も言わなかった。
思わずじいちゃんが気がつく前に階段の影に隠れた。
直感的にじいちゃんが家族に内緒で出かけようとしてるのがわかったから。
じいちゃんは勘がいい人で俺はテストの点数も成績も学校のことでも嘘がつけないが
じいちゃんの孫である俺はその血を一応受け継いでいるのかもしんない。
後を付けようとしたけどバレるのがオチなので仕方なく俺はじいちゃんがでてくのをやりすごそうと決めた。そうして部屋に引き返そうとした途端、着信音が鳴ってめちゃくちゃビビった。
でもそれは俺の携帯じゃなくてじいちゃんのものらしかった
(携帯なんて持ってたっけ?)
じいちゃんは低い声で誰かと話をしていた。
かろうじて「あの時」だとか「今更」とか聞こえた。
なんだか嫌な感じだった。
じいちゃんはその日遅くに帰って来た。
近所の茶飲み友達と将棋さしてたって言ってた。
母さんは何も言わなかった。
俺も何も言わなかった。
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